127話 2020 北里大学 過去問大問3【解答解説】

ep-math

2020年度北里大学の過去問を解いたので解答・解説をしていく。

今回は獣医学部獣医学科の問題を解いた。(理学部や獣医学部動物資源科学科、生命環境科学科ではないので注意

それでは、早速見ていこう。

問題(大問3)

まず、実際に解いてみて欲しい。

頑張って。




解けたでしょうか?



それでは解答解説をしていこう。

解答・解説

概評

北里大学は偏差値40.0〜62.5の私立大学(2021年7月23日時点 パスナビ調べ)。

大問3は剰余の定理の典型問題だ。

おそらく数Ⅱのどの問題集を買っても載っている問題ではないだろうか。

合格者の大半は解けていることが予想されるため、こういった基本問題は解けるようにしておきたい。

大問3(剰余の定理)

解答

解説

整式の割る式と余りが与えられたら剰余の定理を考えよう。

除法の性質を考えるときに必要なのは

  • 割られる式
  • 割る式
  • 余り

こういった情報について記載がある時は除法の性質を念頭に置いて、剰余の定理・因数定理を考えよう。

2乗の解法について、数学Ⅲを学んでいない人(積の微分法を学んでいない人)は別解が数学Ⅱまでの解法となるためそちらを確認してもらいたい。

数学Ⅲの微分の知識が使える人も、解答を見てもらえれば分かる通り別解の法がコンパクトに解答を記述できる。

一方、微分を用いた解法はお決まりの処理で解けるといったメリットがある。

理系の人はどちらでも解けておく必要がある。

さいごに

典型問題ゆえ自分が新しく学ぶことはなく、そういった意味では面白みの無い問題だった。

しかし、こういった典型問題を甘くみてると痛い目をみるというのがよくある話だ。

応用も発展も基礎や典型問題の上にある。

それらをしっかり自覚した上で、気を抜かずにこれからも頑張っていこう。

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