169話 日常と成長と1番と。

ep

ピピピ、ピピピ

携帯警察の電子音アラームから1日の幕が上がる。





もう少しだけ…

うつ伏せのまま携帯警察の目を掻い潜る。

2度寝を試みるも、携帯警察はそれを許さない。

6分おきの注意喚起が耳を貫く。

再三の警告によって2度寝は断念に至った。

いつも通りの朝だ。

日曜の翌日で少しだけ憂鬱ないつも通りの朝。

何か飲み物を飲みたい、と起き上がりリビングへ。

りんごジュース、トマトジュース、青汁、コーヒー、水、お茶…

まぁまぁ種類が揃っている冷蔵庫君に敬礼。

寝室からはまた携帯警察が注意喚起しているのが聞こえる。

沢山のアラームをありがとう、もう起きてるよ。




コロナのニュースを数多く取り上げる、テレビという名の拡声器。

映すのは虚偽か、真実か。

懐疑と情報収集の2つの目で、アイスコーヒーを片手に見るテレビ。

いっそテレビは見ない方が精神的に楽なのかもしれない。

害も利も双方を生み出すこの情報媒体を、自分は正しく使いこなせていないのではないだろうか…

なんて思いも抱きながら、結局テレビを見る自分。

言っていることと、している行動が違うのは人間の性なのだろう。

世の中が暗いなら、自分くらいは明るく生きよう!

薄くなったアイスコーヒーを一気に飲み干し、テレビを消して勢いよく立ち上がる。

毎日をポジティブに生きるのが自分流だ。

勢いままに書斎に向かう。

日中頑張ることを皆(QK学ぼうメイト)に誓う。

誓って達成すると達成感が倍になる気がするのでオススメだ。

言って達成出来ないこともあるが、それでも言い続けるのは未達成の後悔以上に達成した喜びがあるからだ。

気合も十分にいざ仕事。

適当に力を抜くことが、完璧主義になりがちな自分をコントロールする秘訣の1つ。

意識しないと完璧主義傾向があるため、かなり効率が悪くなってしまう。

効率と質、どちらも高水準で保てるような集中の仕方は重要で、現在も模索中だ。

嬉しいことに今日は在宅ワークのため、家で自分の好きに仕事ができる。

当然責任感はしっかりと感じながら働くが、家にいられるのはそれだけで純粋に嬉しい。

お昼ご飯も自炊できるしね。

黙々と作業に打ち込み、気付けばもう18時だ。

いつもより頑張れた気がする。

また明日も頑張りたくなるように過剰な労働はしない。

好きな自分、努力できる自分で居続けるための自分なりの工夫だ。




ハチマキ巻いて体を酷使し、無我夢中に努力するばかりが自分の理想とする自分ではない。

続けることで日々成長していく、そんな自分が理想なのだ。

ピリピリしたりイライラしたり、怠けたい!と思う日も多くあるがそんな時、

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馬鹿にされないくらい馬鹿みたいに自分を信じる

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好きな曲の歌詞が頭を過ぎる。

でっかい成果は中々手に入らない。

今できること、今やれることを自分なりに考え抜いて、信じて、小さい成果を積み重ねた先に自分の1番の理想の姿がある気がしている。



と、理想像の話はここまでで、日常に話を戻そう。

歌を口ずさみながら家事をして、ご飯を食べたら寝室へ。



皆(QK学ぼうメイト)の努力報告を見て刺激をもらいながら、自分も今日の達成報告をして布団に潜る。

いつもの時間に起こしてもらうよう、携帯警察さんにお願いすることも忘れずに。





こうして幕間となり、また次の日へ向かっていくのだ。



いつも通りでありながらもいつもとは違う日常。

今日も1日頑張れたのではないだろうか。

1日を通して頑張れたと心から思えるのが誇らしい。

26歳の誕生日を迎えたのも一因かもしれない。

最近は数学力の面で成長を感じられることも多く、嬉しい限りだ。

東京大学の数学を解くという受験数学の1番上を目指すからには1番上に相応しいような自分でありたい。

26歳も成長していく素敵な1年にしよう。




そうだ、最後に今後1年の抱負を述べて、自分を祝ってあげるなんてどうだろう。




…ん?

別にその必要はないかもしれない。

どうやら幕開けから幕間までの文の1番目の文字で抱負もお祝いも既にしてしまったようだ。

俗に言う縦読み文章というやつだ。



たまにはこんな遊び心を入れてみても良いよね。

嘘偽りなしの日常を、今の自分が持てる1番の実力を出し切って書いた文章が今回の文章だ。

ブログ最初期より成長できているといいな。

お後がよろしいようで。

これにて幕切れ。

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