59話 計算ミスを防ぐ方法

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数学をしていて起きる可能性が一番高いミスが計算ミスだ。

個人的に計算ミスが一番勿体無いと思うミスだ。

そこで、自分の経験を踏まえて計算ミスが起きやすいところとその対策をまとめておく。

起きやすい計算ミスまとめ

代入でのミス

公式への代入

公式はa,b,c,x,y,zといった一般化された形で書かれている。

公式を使うときはaが何に対応していて、bが何に対応していて…という感じで対応を考えるわけだが、中途半端に使うとミスが起きる。

自分のミスで実際にあった例が

(a+b+c)2=a2+b2+c2+2ab+2bc+2ca

の公式を(x2+x+2)2で扱おうと思った時に

(x2+x+2)2=x4+x2+4+2x3+2x2+2x

としてしまったことだ。正しくは

(x2+x+2)2=x4+x2+4+2x3+4x2+4x

だ。(同類項の計算を今はしていない)

公式の2と問題文の2が混同していて注意ができていなかったところにある。

対策としては、公式を適用した後には必ず対応している文字と数字を確認することだ。

公式使った後に必ず確認する癖をつけておくだけで対策になるから癖づけておこう。

代入後の計算ミス

例えば、数Ⅲで増減表を書いたときに極値や変曲点のx座標の値が簡単な値じゃない場合がある。

その値を元の関数に代入した時に自分はミスが多い傾向にある。

単純に複雑な計算ができていないのだから計算力がないと言わざるを得ない。

計算力不足は認めるとして、ミスしていいということにはならない。

そこで計算を工夫をすることや知識を得ることでこういったミスを解決することに注力したい。

まず、整関数であれば対称性を利用すれば良い。

高次式では次数下げの利用を考える。

それらが適用できない場合は計算を丁寧にやるしかないわけだが、どこまで途中式を省略できるかは経験値と自己分析がものをいう。

自分は丁寧めな計算を心がけると同時に、計算後に再度検算することで解消していく。

極値や変曲点、最大値・最小値を求めてお終いならミスしても減点は少ないが、そこから面積を求めたり回転体を考えたりとなればここでのミスがさらに大きなミスを呼ぶ。

ゆえに絶対計算ミスをしてはならない。

入試などで得点を稼がなければいけない時は、ミスして被害が大きいか小さいかは重要であることを忘れてはいけない。

符号ミス

展開やたすき掛けでたまに起こるミスの一つだ。

個人的にはたすき掛けでの計算ミスは稀で、展開でのミスは結構あった。

ただ最近は展開での符号ミスも極端に減った。

符号ミスが減った要因として、単純だが展開での符号ミスを強く自覚したというところにある。

展開する度に(気を付けなきゃ)という意識が頭にあるためミスが減った。

自己分析して多い計算ミスはこのように強く意識することで減らすことができる。

引き続き自分の傾向にあったミスを対処していきたい。

さいごに

他にも細々したミスはあるが、またそういった目立つミス多くなったらまとめておこうと思う。

案外ミスの自己分析をしっかりやるだけで正答率は変わるもんだ。

正解だけに気を囚われずに正答に至る過程やミスにも十分に注意していこう。

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