55話 紫陽花が綺麗な季節

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雨がしとしと降っている。

雨は嫌いじゃない。

家のありがたみを痛感するからだ。

普段から家にはたくさんお世話になっているのだが、雨が降っていると本当に守られている感が強い。

台風なんかで雨風が強い日なんかは、怖いな〜と思う気持ちと家があって本当に良かったという気持ちのサンドウィッチ感情だ。


それでもやはり連日雨が続くと太陽が恋しくなる。

自分はなんて我儘なんだろう。

晴れの日は雨が恋しくて。

雨の日は晴れが恋しくて。

隣の芝生は綺麗なものだ。

梅雨の季節の表現としては、「隣家の紫陽花は綺麗な青色だ」というのがよいのかな。

まぁ、晴れも雨もどちらも楽しいからいいか。

色々楽しめた方が人生お得だ。


コロナ禍ということもあり、世間的には在宅に慣れてるから雨でも困らないのだろうか。

在宅での楽しみ方って何だろう。

ゲーム?テレビや動画?勉強?

うーん、思い付くのは結局在宅の状況になる前からのばっかりだ。

こうして少しずつ現代のトレンドに乗り遅れていくのかな。

世間は流行に敏感で、流れが速い。

皆の意識は移り気だ。


自分には数学があるから家での時間も楽しい。

こういう時、趣味がインドアなのはありがたい。

外に出るの億劫になっちゃうけどね。


明日もきっと雨だ。

明後日もきっと雨だろう。

それでもいつかは晴れる。

無常だ。

そんないつかくる晴れの日を待ちながら過ごす日々も楽しいね。

それまでは雨の日を満喫しよう。

晴れたら近くを散歩でもしようかな。

きっと明日も良い日になる。



紫陽花 花言葉
〜移り気、無常〜

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