8話 習慣化のすすめ

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自分は、2021年に入ってから習慣化に関する本を2冊読み、色々ネットで調べた。

だらだらしてしまう自分と決別したかったからだ。

調べた知識と実体験を基に今日はロードマップをお伝えしたいと思う。

(やりたいことや、やらなきゃいけないことがあるのについだらだらしてしまう。)

そんなことを感じている人は、お金がかかるわけではないのでぜひ試してみて欲しい。

一般の人宛てにも書くが、今回はやや対象者を学生(受験生)に向けていこうと思う。

その点ご理解いただけるとありがたい。

では、本題。

習慣化には大きく4つのステップがある。

①『欲望を言語(文字)化する』

『始めようと思ったら始められる環境を作っておく』

③『場所と時間を固定化しておく』

④『仲間を巻き込む』

詳しく述べていく。

『欲望を言語(文字)化する』

目的意識がないと辛い。そこで、目的意識を言語化するのが重要だ。

その際に、注意したいのは、「本当の欲望を目的にする」ことだ。

たまに受験生に「本気で頑張れないのは、志望校への意識が低いから」という人がいるがそれは少し違う。

大学、もしくは大学名(ブランド力)にこだわる受験生にはその発言は有効だが、「周りもみんな進学するから」や「自分の学力レベルで一番偏差値が高い大学に行きたい」という受験生には有効ではない。

例えば「この学問はこの大学が強いから入りたい」、「頭の良い大学に入って周りからチヤホヤされたい」、「生涯年収と大学の偏差値には正の相関がある(偏差値が高い人ほど生涯年収が高い傾向にある)から偏差値の高い大学に行きたい」、「お金がないから特待生で入れればいい」、「あの大学の美男美女が所属するサークルに入りたい」といった個人の本当の欲望がそれぞれあるはずだ。

ある人は知的好奇心を満たすため、ある人はプライドを守るため、ある人はお金のため…

職業・会社選びでも「自分の得意な仕事をしたい」、「沢山お金をもらいたい」、「自由な時間がもらいたい」、「福利厚生の充実を重視したい」 等

まず自分自身の欲望の一番の根底にある部分を理解し、それを刺激するようにする。

すると、自分が何のために勉強(行動)をしているか分かり、勉強(行動)意欲が湧く。

自分も一時期痩せたいと思っている時期があったが、運動はせず、ご飯は沢山食べた。

当然痩せられない中、「痩せたい」ではなく「食費が勿体無い」という視点に切り替えたら急に食事制限ができるようになった。

自分の中では、「痩せたい欲」より「支出を抑えたい欲」の方が強かったようだ。

そういったより強い欲望へ転換させると行動が変わる。

そのためにも、自分の強い欲望を言語(文字)化して理解しておくと良い。

『始めようと思ったら始められる環境を作っておく』

とある受験生の帰宅後はこんな感じではないだろうか。

家に帰って部屋に入ったら寝転んで携帯をいじる。ゲームをしたり動画などを見ていると結構時間が経っていて、頭では(勉強しなきゃな…)と思うが、やっぱり携帯やゲームをいじってしまう。

やりたい事・やらなきゃいけない事が習慣化されていない人はみんなそんなものだ。

①で欲望を言語化できても、結局行動にできない。

そういう状態の人こそ始めようと思ったら始められる環境を作っておくことが重要だ。

机に向かうのが大変なら向かわないで寝転んでやればいい。

あらかじめ勉強道具と解く問題のページとノートを机に出しておけばいい。

枕の下に単語帳を置いておけばいい。

何か始めようとする時、心理的ハードルが必ずある。

その心理的ハードルをいかに低くするかが重要だ。

このことでさらに重要なことは、逆も言えるということだ。

すなわち、携帯やゲームを無制限にやってしまって後悔など、やめたい習慣があるという人は、初期動作の心理的ハードルを高くすることをオススメする。

例えば携帯やゲームをいじってしまうのをやめたい場合、

・親にスマホやゲームを預かってもらう

・自分で金庫を買ってその中に入れておく→ダメならその金庫を更に金庫に入れる

・脚立などがないと届かないところにしまう

・使用制限系のアプリを入れておく(親にパスワードを決めてもらうとなお良い)

等が有効だ。

こうして、やるのが面倒臭い環境を作ると少しずつやる回数や時間が減る。

「携帯は目覚ましにも使っているから」というなら目覚まし時計を買えばいい。

「部屋にテレビがあると見ちゃう」というならテレビを一時的に別の場所に移せばいい。

結局何かしら言い訳をしてできない環境を作ってしまうのだ。

まずは勉強以前にそういった環境を整えることを強く勧めたい。

『場所と時間を固定化しておく』

「②までで環境は整得たけど、結局できない…」という人がいる。

大丈夫、大体みんなそうだ。

②までを終えたら、今度はやることと時間と場所を結びつける作業が必要だ。

それも、流れがあるとなお望ましい。

例えば自分は、

帰宅→書斎にカバンを置く→カバンから勉強道具を出して机に置き書斎から出る→動画を見ながら着替える→動画を見ながら書斎に入る→前日準備していた楽しそうな(得意な)問題から解いていく→20時頃ご飯を食べる→その後はゆるゆるブログを書く→数学をする→寝る前30分、動画やアニメを自由気ままに見る

というルーティンがある。

自分の特徴として、非常にありきたりだが「座ると立たなくなる」、「寝転がると起き上がれない」、「ご飯を食べると眠くなる」といったことがあり、それに困っていた。

結果「帰ってきてから勉強するまで座らず、寝室に行かないで書斎に行く」必要があることに気付いた。

誰しもが書斎があるわけではないから、寝室と勉強部屋の区別が難しいというのは分かっている。

その上で、場所と時間と固定化して動くことはできるはずだ。

個人的に注意したいのは、「時間のみで区切ることは難しい」ということだ。

一見区切りとしても分かりやすく、アラームなどで管理しやすいようにように思えて試したことがあった。

しかし、一度座ったり寝転んだりしたら、自分にはアラームや意志より怠惰が勝ってしまった。

その度(自分は意志が弱くて習慣化できないんだ)と自責を感じていた。

ただ、そうではなく、流れの中で特徴を踏まえて時と場所を固定したら習慣化できた。

そういった体験談から、時間だけでの習慣化は注意してもらいたい。

当然、時間の方がやりやすい人はそちらを採用すれば良いと思う。

自分の特性を捉え、流れの中で時間と場所を固定化することを大事にするとよい。

『仲間を巻き込む』

③までやっても習慣化できないとおそらくを自責を感じ始める。

そして自分には習慣化はできないのだと諦める。

そういう人は仲間を作って巻き込むと良い。

早起きができない人は、早起き仲間を作って、起きたら連絡というルールを作れば良い。

勉強ができない人は、勉強仲間を作って、叱咤激励して切磋琢磨すれば良い。

他人との約束というのは馬鹿にできないもので、習慣化に非常に有効だ。

受験生はクラスメイトで切磋琢磨できる仲間がいるととても良いと思う。

しかし、そういったことで連絡を取り合う仲間がいない人もいるだろう。

自分もそうだ。

なんならプライベートで人に逐一連絡ということ自体が苦手だ。

そんな自分は、勉強時間管理アプリとして「Studyplus」を入れている。

そのアプリの機能でタイムラインがあり、社会人で数学を頑張っている人を2人ほどフォローした。

会話などは一切しないが、相互フォローでいいねだけする。

同じ社会人で頑張っている人を見るとやる気が出てくる。

自分はそうして勝手にその人と高め合っている。

無理に話すつもりもない。

ただ、頑張っている人の隣で頑張る。

これだけでも自分には十分効果があった。

積極的に繋がりを求める人は尚更簡単だ。

Twitterでも何でもいい、切磋琢磨しあう仲間を見つければいい。

必ず見つかる。その中で自分を高めれば良い。

以上が習慣化までのロードマップだ。

比較的具体化しながら伝えたつもりだが、イメージは湧いただろうか。

習慣化と同時に自分の性格や特徴まで把握すると今後のためになるかもしれない。

自分も引き続き習慣化を続けていくので、お互いに頑張りましょう。

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