130話 2020 北里大学 過去問大問6【解答解説】

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2020年度北里大学の過去問を解いたので解答・解説をしていく。

今回は獣医学部獣医学科の問題を解いた。(理学部や獣医学部動物資源科学科、生命環境科学科ではないので注意

それでは、早速見ていこう。

問題(大問6)

まず、実際に解いてみて欲しい。

頑張って。




解けたでしょうか?



それでは解答解説をしていこう。

解答・解説

概評

北里大学は偏差値40.0〜62.5の私立大学(2021年7月23日時点 パスナビ調べ)。

大問6は数列、漸化式の問題だ。

今回は問題文で置換後の形が与えられているため、置換できるように式変形できるかどうかが問われる。

今回の置換の式変形は基本レベルとも言えるため、数列の置換が苦手な人はここで訓練しておくのが良いだろう。

大問全体から見ると難しめで、全体の正答率は他の大問と比べるとだいぶ落ちるのではないだろうか。

北里大学志願者はもちろんGMARCHや地方国公立を志望している人もしっかり解けるようにしておきたいところだ。

大問6(数列、漸化式)

解答

解説

漸化式は2項間の関係のため、1項の値が分かればもう1項の値が求められる。

第3項の値は第2項の値を用いて求めることができ、第2項の値は第1項(初項)の値を用いて求めることができる。

その後置換する数列bnが与えられ、数列{bn}の漸化式を考える。

置換後の漸化式の作り方はbn+1から始めてbnを作るというのを考えよう。

何から始めていいかに悩むことはなく、bn+1から始めて式変形をしていけばいい。

  1. bn+1からan+1の式を得る
  2. an+1からanの式を得る
  3. anからbnの式を得る

2の作業までは何も考えずに手を動かそう。

最後にbnを作ることにのみ思考を働かせ、bnを得られるように式変形しよう。

{bn}の漸化式が得られたら、初項を求めて一般項を得る。

あとはbnとanの関係式から一般項anを求めて結論を得る。

さいごに

最近漸化式に全く触れていなかった自分にとっては良い問題を解けて嬉しかった。

漸化式は得意分野ということもあるが、悩まず解けたことは誇りに思いたい。

特に、指定された数列への置換問題を解けたことは嬉しかった。

これから数列も解いていく身として良い練習になったように思う。

これからも頑張っていこう。

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